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しみ抜きの道具

執筆者の写真: Takeshi TsukiyamaTakeshi Tsukiyama

私のシミ抜きは、独学の我流です。

教えてもらったことが無いわけではないですが、誰か先生のもとで勉強した事はありません。


ですから、しみ抜きのやり方も独特かもしれませんし、使い道具もすごい偏っているかもしれません。


よく七つ道具と言われますが、私の場合は画像にある三種類くらいしかあまり使いません。

薬品を湿布する筆と、馴染ますヘラと、薬品を配合して攪拌したり、シミに微量の薬品を垂らすガラス棒です。

他いろいろあるのですけど、結局はこれだけで一日仕事してたりします。


ブラシは無いのと思われるでしょうが、確かに洗剤をつけてブラシで擦って汚れを落とす作業はあります。しかし、それは前処理と呼ばれる、洗う前に汚れを落ちやすくするための作業で、主に品物の検品やボタン保護・ポケットの掃除などを行う担当の仕事です。


あくまで私の考えですが、洗剤とブラシで落ちるなら、それはシミではなく単なる汚れです。


私がシミをブラシ掛けしない理由はふたつあります。


一つは、ブラッシングもそうですが、ヘラで扱いたりすると、特に難度の高いシミは擦りすぎで繊維を傷めたりします。

一度繊維を痛めると、次に打つ手が無くなり何も出来なくなります。下手をするとシみ抜き失敗となります。


もう一つは、そもそも私のしみ抜きの発想は、如何にしみを融解させて繊維から取り出すかです。

付着するタイプのシミは、繊維に固着して固まっているのですから、それが溶解して溶け出ればシミは抜けるはずです。

また黄ばみのような汚染して繊維を変色するタイプのシミの場合、ブラッシングそのものは無意味で、科学的な処理でしか落とせません。


と言うことで、結局これらが私のシミ抜きの金種の神器です。

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