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  • 執筆者の写真Takeshi Tsukiyama

汚れの話


衣類の汚れについて、皆さんどの程度ご存知でしょう。

一般的に、水溶性と油溶性そして不溶性の汚れに分けられるとされます。

学校の家庭科でも、そのよう教えているようですが、しかしこれが誤解する要因になっていると思います。

例えば、水溶性の汚れが、必ずしも水に溶けるとは限りません。

「何 言ってるや?」てな話ですが、水溶性である事と、溶けやすいか難溶かは全く別問題です。

更に不溶の、水溶性汚れも存在します。

「そんな阿保な!」てな話ですが、、、

これも例えば、柿渋ってご存知ですか。

渋柿をお酒に着けて、1週間程すると渋みがなくなって甘くなります。

これはお酒のアルコール成分が、分解されてアルカリ性になり、渋柿の渋みのタンニンと結合して、タンニンが固まって不溶になるから、食べても舌の上で溶けないから渋みが感じないのです。

柿渋は、この原理で作られた古来からの塗料ですが、水溶性が固着して不溶になる。

これが汚れだと、大変に厄介な代物です。

この様な汚れは、ワインのアントシアニンや血液のタンパク質などにも該当します。

これらをどの様に落とすのかは、それはまたの機会に致します。



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