• Takeshi Tsukiyama

油汚れの秘密


今回は、油汚れのお話しです。


汚れには、水溶性と油溶性、更に何にも溶けない不溶性に分けられます。


まぁ、ここまではよく聞く話しですが、これが汚れに対しての誤解を招いていると思います。


と、申しますのも、油溶性であるのと親水性が有るか無いかは、まったく別の話なのです。


つまりは油溶性でも、若干は水に溶けるものも存在する、っという話です。


例えば、サラダ油に塩を入れて、それをいくらかき混ぜても塩が溶けない、だから油は水に溶けないって言われます。

しかし、このサラダ油、塩が沈んだ状態で上澄みだけを舐めても、若干の塩味が感じると思います。


これは油の中でも、電気を通す極性があるモノがあります。

この極性が、若干の親水性につながります。

この極性の強さは、強極性から低極性そして全く水に溶けない無極性まで、可なり親水性に差があります。


この概念を持たないと、油汚れの対処方法を誤ります。

食べ物の油でも、植物油のオリーブオイルと動物油脂では、洗い方もシミ抜き方法も違います。

オリーブオイルなら洗濯洗剤でも除去可能ですが、動植物油となると、洗剤にアルカリ剤や温水を使用すれば何とか落とせるでしょう。


ですが、牛脂などが溶けて衣類に染み込むと、アルカリ剤や温水そして台所洗剤で、根気よく手もみブラッシングしても、完全に落とせるか否かでしょう。


このレベルの油になると、有機溶剤の使用も有効なので、繊維を痛めるなどリスクを考えると、プロにお願いした方がいいかもしれません。


無極の油、つまりは鉱油(石油)ですが、コールタールや機械油のダーティーオイルなどは、水系洗浄ではまず落とせません。

かえって状態を悪くする懸念があるので、このタイプの油はプロにお願いするのが懸命です。


水と油、一切混ざり合わないイメージですが、油にも全く混ざらない鉱油から、サラサラとした水溶性の極性を持った油まであり、洗い方シミ抜き方法もそれぞれ違うことをご理解ください。



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